シンガポールの名所？【パパマーライオン】 │ ちいのブログ

時は11世紀、、、
マレーシアの王子が対岸に見える大地を目指し、
航海の旅に出た。
しかし、大地の守り神が王子が来るのを拒んだため、
途中で海が激しく荒れ始めた。
そこで王子は、被っている王冠を海へ投げ入れた。
すると海は静まり、海面から一匹の獅子が現れ、
王子にその大地を治める事を告げて立ち去った。
王子はその大地を、サンスクリット語でライオンを
意味する『Singa』と、都市を意味する『Pura』から
『Singapura（シンガプーラ）』と名付け、
マーライオンを国の守り神として祭った。

マーライオン誕生の歴史
パパマーライオンのお腹より

「ええ話やぁ～～～ (╥﹏╥) 」

セントーサのジャイアントマーライオンが取り壊しになると聞いて
非常に心寂しいのは、わたしだけでしょうか…

シンガポールに存在するマーライオンは、1体ではありません。

全部で７体　Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ

期間限定モノやイベントモノなども含めると、はるかに7体以上のマーライオンが、シンガポールには存在します。

マーライオンと言えば、
『あの海辺で水吐くシンガポールのシンボル！』

だけ！！

と、来星前は信じてやまなかった私ですが、
「あっ、マーライオン？沢山あるのよ〜」
と在住歴のはるかに長い先輩に聞いて動揺したのは記憶に新しいです。

大家族だったのね。

その中でも一番の有名人が、、、

ちょっと待って、、、
有名マーライオンとすべきか？？？

が、マリーナ・ベイのマーライオン（以降マー子）で、ご存じの通り、口元から潔く放水する唯一のマーライオンです。

『世界がっかりスポット』なんて、時には可哀想な言われようのマー子ですが、実際に見てみるとなんとも勇ましい。

真っ白なボディに強い眼差し、牙を剥いた口から躊躇なく水を吐く堂々とした姿は、間違いなく訪れる人を魅了します。

わたしが初めてマー子にあったのは夜でしたが、ライトアップされたマー子の姿も、さらに魅力的でした。

ちなみに夜は、観光客も少なく、マー子との愛をゆっくり育めるおススメの時間です♡

で、、、
マー子始め、全てのマーライオンたちのダディこと、セントーサ島に存在するジャイアントパパマーライオンが、今月で取り壊されることになったんです。

━ ━ ━｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡━ ━ ━

ちなみに、、、
全7体のマーライオンの住処はこちら。

①　マリーナ・ベイのマーライオン公園（マー子）
　　身長：8.6m

②　①のマー子のすぐ後ろ（ミニマーライオン）
　　身長：2.0m

③　シンガポール観光庁
　　身長：3.0m

④　マウント・フェーバーの山頂
　　身長：3.0m

⑤　セントーサ島
　　身長：37.0m Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ

⑥　アンモキオ（双子ちゃん）
　　身長：2mくらい

そう、パパマーライオンは、中でもズバ抜けた巨体の持ち主。
まさに、ビッグダディ╰(*´︶`*)╯♡

中に入る事のできるただ一つのマーライオンとして、地元民にも観光客にも、マリーナ・ベイ・ナンバーワンマー子に次ぐ人気を誇っておりました。

わたし自身にとっても、、、
シンガポール移住後、日本から会いに来てくれた母と、旦那さんと、3人で訪れた初めてのシンガポールの名所であっただけに、とても思い入れが深いです。

、、、、、。

少し思い出に浸らせてください、、、

パパマーライオンに会いに行くために初めて乗った、
わくわくしたケーブルカー (╥﹏╥) ♡

パパマーライオンのお腹の中でみんなでもらった、
キラキラしたメダル ～ (╥﹏╥) ♡

パパマーライオンの目から眺めた、シンガポールの
パノラマビュー (╥﹏╥) ♡

パパマーライオンの頭のてっぺんにたどり着いた時の、
ただただ暑かった汗だくの時間、、、 (╥﹏╥) ♡

そう、、、
この日は雲一つない澄み切った夏の日だったんです、、、

シンガポール、いっつも夏やし、、、

パパマーライオンは、お腹の中がちょろっとした歴史博物館、頭が展望デッキになっています。
冒頭の神話は、パパマーライオンのお腹の中で学んだ歴史物語です。

パパのお腹の中を抜け、上階へ上がると見える、一つ目の展望デッキ。
ちょうどパパの目の部分にあり、パパ目線でシンガポールの風景を楽しむ事ができます。

さらに上階へ。
二つ目の展望デッキはパパの頭のてっぺんにあり、360度のパノラマビューでシンガポールを一望する事ができます。

パパマーライオンがその地に誕生したのは1995年。
産まれた時から、すでにパパマーライオンでした。

せめて、、、もう少し、、、
パパのお腹の中の、いまいち接触の悪いデジタルゲーム式学習コーナーや、日中は暑すぎるほどの頭のてっぺんからの美しい景色を、、、
皆様に楽しんでもらいたかった、、、

パパ解体に、まさに『がっかり』！！

ですが、今回の取り壊しは、シンガポールをより魅力あふれる国にするための再開発計画へ向けて。とのこと。

これにはパパも、喜んで協力してくださることでしょう！！