シンガポール、別名『風水先進国』。
中国文化の影響を強く受けているシンガポールでは、風水を強く信じる中国の伝統が引き継がれており、シンガポールの街は風水に基づいて作られています。
そういえば設計事務所勤務時代、風水をえらく気にする中国系のクライアントがいました。
彼女の家の新築工事では、とにかく全てを風水に基づいて設計しなければならず、
「廊下は絶対に遮断しないで~ ∑(๑º口º๑)!」
「そこに扉は付けないで~ ∑(๑º口º๑)!」
などなど、
「そんなん言うてたら寝床無くなるで ( ̄▽ ̄;) 」
ってな具合に、『己の寝床より風水』優先で進行を求められたのでした。
プロジェクト竣工時の我々の風水知識が、設計事務所から風水事務所に商売替えが出来るほどに飛躍的UPしたのは、言うまでもありません。
シンガポールの地下鉄【MRT】
で、本日はシンガポールの地下鉄です ( ˘ω˘ ; )
シンガポールの国土には5つの龍脈があり、龍の気が国に繁栄をもたらしていると考えられています。
時は1980年代、経済不況真っ只中のシンガポールで地下鉄建設工事が進められていた際、ある風水師に「地下鉄の線路は国の龍脈を切断するぞ!」と忠告を受けたそう。
それを案じた政府は、「国民全員に『八掛鏡』と呼ばれるお守りを持たせなさい。」とのアドバイスを受け、八角形のデザインを取り入れた1ドル硬貨を作ることにより、全国民に『八掛鏡 』を持たせたのでした。
なんと国民思いな (╥﹏╥)
シンガポールの地下鉄『MRT』、とてもきれいで乗りやすいです。
路線数と駅数は、大阪メトロくらいでしょうか。
地下空間が広々としていて、地上入り口からホームまで、また、乗換の際などは長距離を歩かなくてはいけないこともありますが、駅直結の名所なども多数あり、慣れてしまえば雨に濡れることもなくとても快適で便利です。
ではまず乗り方から。
【MRT】の乗車券
MRTに乗る方法は3種類。
初めての方は、ちょっとややこしいかもです。
Standard Ticket
利用毎購入のスタンダードな乗車券。
短期滞在者で、乗車回数の少ない人向け。
1枚で6回利用可能。
6回目の利用で10セント返金。
6ドル以下の乗車券購入には、5ドル以下の小銭が必要。
これはなんともややこしい (¯∇¯٥)
Singapore Tourist Pass
期間限定の乗り放題乗車券。
短期滞在者で、利用回数の多い人向け。
チケットオフィスで購入可能。
デポジットの10ドルはカード返却時に返金。
バスも利用可能。
提携施設や飲食店の割引(パスの種類による)。
Tourist Pass には種類があります。
旅プランに合わせて、お買い求めくださいね。
公式サイト:https://thesingaporetouristpass.com.sg/
EZ-Link
チャージ式 ICカード乗車券。
日本で言う『Suica』や『PASMO』。
運賃が割引。
バスやショッピングにも利用可能。
カード代が5ドルかかる。
ので、短期滞在者には不向きかも。
チャージ時、おつり出ません (((º▽º ;;)
ざっとこんな感じです。
短期滞在で、1日の乗車回数が10回以上の方は、『Tourist Pass』をおススメします。
【EZ-Link】
短期滞在者や公共の乗り物を利用しない方、以外の方は、1枚あるととっても便利 ( ̄∀ ̄)
完全たまたまですが、かわいいツムツム柄のカードが当たりました (*´▽`*)
『EZ-Link』はめちゃくちゃ種類があり、未だかつて同じ絵柄を見たことがありません。
裏面には大きく『ADULT』と書いていますが、子供用はありません (¯∇¯٥)
販売場所
『EZ-Link』は、
❶ MRT駅のチケットオフィス
$12(カード代$5・チャージ$7)
❷ セブンイレブン
$10(カード代$5・チャージ$5)
のいずれかで買えます。
なんでか値段ちゃいます。
初回購入分には既にいくらかチャージされているので、そのまますぐに乗車可能です。
ほとんどのMRT駅のチケットオフィスで販売していますが、全ての駅ではないので、注意が必要です。
販売駅:https://www.transitlink.com.sg/PSdetail.aspx?ty=art&Id=107
チャージ場所
『EZ-Link』は、
❶ MRT駅のチケットオフィス
手数料なし。
おつりくれません ( °∀°ノ)ノ
❷ MRT駅の券売機
手数料なし。
おつり戻りません ( °∀°ノ)ノ
❸ セブンイレブン
手数料50セントあり。
のいずれかでチャージできます。
なんでか値段ちゃいます。
さっきのコピペです (¯∇¯٥)
あと、携帯アプリでのチャージ方法もありました。
携帯アプリ:https://www.ezlink.com.sg/ezlinkapp
駅でチャージを行う場合、おつりが『もらえない or 出ない』ので、チャージ金額ぴったりの額を用意する必要があります。
チケットオフィスへ行っても、チャージ用には両替をしてくれないので注意してください ( ̄▽ ̄;)
チャージ方法
駅でふらふらしているせいか、よくチャージのやり方を尋ねられるわたし。
そう言や、道を尋ねられることも多いな (๑¯∇¯๑)
ボ~っとしてて、声かけやすいんやな (๑¯ω¯๑)
ここいらで一度、現金での券売機の利用方法をご説明しときます~ (*˘︶˘*)
① 券売機
券売機は『Tickets』マークが目印。
『チャージ』をシングリッシュで『Top-up』と言います。
写真左の大きい機械2つが『券売機』、右の小さいのが『Top-up専用機』です。
② トップ画面
券売機では、スタンダード乗車券の購入と、EZ-Linkのチャージが出来ます。
EZ-Linkの初回購入はできません。
③ カード配置
EZ-Linkを券売機中央の『Place card here(カードここに置いてちょ)』に配置。
※スタンダード乗車券の2回目以降のご利用の場合も、同様にカードをセットし、行き先までの運賃を支払います。
④ お取引選択
右上の『Add Value (All Options)』をセレクト。
⑤ 支払方法選択
左の『Cash』をセレクト。
※クレジットカードの場合は、右側のボタンをセレクトです。
⑥ チャージ金額確定
頭の中で金額を決めるだけ ( ̄▽ ̄;)
チャージ可能額は10ドル以上です。
⑦ 入金
券売機へ入金。
おつりが出ないので、ちょうどの額をいれてくださいね。
⑧ 金額確認
チャージ金額を確認し、良ければ左下の青い『OK』ボタンを押す。
⑨ 入金確認
入金後の金額を念のため確認しましょう (๑¯∇¯๑)
【MRT】の乗車方法
無事に乗車券を買えたら、乗ってみましょう。
日本のICカードと使い方は同じです (*´︶`*)
利用可能金額が表示されるのも、日本と同じです。
シンガポールのMRTに時刻表はありません。
代わりに、あと何分で次の列車が来るか、モニター表示される仕組みになっています。
時刻表がないのには驚きましたが、列車の到着時刻だけを知らせる仕組みは、とても効率的ですね。
そして、このモニターの凄いところをもう一つ。
列車の混雑具合を確認することが出来るんです (*´▽`*)
列車車両マークが、
『緑色』=空いていて空席あり。
『黄色』=まあまあ混雑で空席なし。
『赤色』=かなり混雑。
さすがの『デジタルシティー』です ٩(ˊᗜˋ*)و
この写真のような状態ですと、完全『緑色』です。
目的地に到着したら、先ほど同様にEZ-Linkをタッチ (*´︶`*)╯
『Fare(運賃)』が引かれているのが分かります。
このとき私は13駅ほどの移動でしたが、運賃は『$1.47』 。
日本円で118円ほどなので、日本のメトロ運賃と比較するととても安いです。
お子様のご乗車
EZ-Linkに子供用はありません。
お子様のご利用は、基本、大人運賃となります。
が、シンガポールには、超オリジナルなお子様身長運賃ルールがありまして、
❶ 7歳以下は無料(現地住民のみ)。
❷ 身長90cm以下は無料。
こちらに当てはまらなければ、大人運賃での乗車となります。
外国人の方は、年齢は7歳以下であっても、身長90cm以上の大きなお子様は、大人運賃を支払わなくてはいけません (¯∇¯٥)
駅で時々見かける赤いスカートの『看板ガール』。
彼女はこう言っています。
「Mummy, I’m above 0.9m tall. I need a ticket to go in.」
「ママ~、わたし0.9mより背が高いわ~。チケットが必要よ~。」
なんとも出来のいい子だこと (´тωт`)。゚
身長90cm以上、7歳以下のお子様のチケットレス利用には、チケットオフィスで発行される『child concession card』が必要です (*˘︶˘*)